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あなたはどれだけ知ってる!?デザイン思考のツール & メソッド 【デザイン思考・解決編】

こんにちは。リコー みんなのデザイン思考とアジャイル PRチームです。
デザイン思考のツールは多く存在しますが、みなさんは普段どんな手法を活用していますか?

本記事は、リコーで用いられているデザイン思考のツールやメソッドをご紹介するシリーズ記事で、こちらの続編となります。前編未読の方はぜひ合わせてお読みくださいね。

ツールやメソッドを知ることは

・よりよい手法を模索している
・プロジェクトにデザイン思考の手法を取り入れてみたい
・普段の業務やチームの連携に変化を起こしたい

などの課題を抱える方の参考になるはずです。
今回は、「デザイン思考」の「解決」に活用できるツールとして、8種類の手法をご紹介します。

リコーデザイン思考研修プログラム「iwork」資料よりさまざまな手法の例

デザイン思考【解決】のツール①ブレインストーミング(自由連想法)

ブレインストーミングは、F・オズボーンにより1950年ごろ考案された複数人で行う会議方式のひとつです。集団思考、集団発想法ともよばれます。集団でアイデアを出し合うことで、相互作用による連鎖的な発想・固定概念に縛られないアイデア発出を誘発することを目的として用います。

ブレインストーミングのイメージ

プレインストーミングの守るべき4原則
①判断・結論を出さない
自由な発想を制限するような批判を含む判断、結論づけなどは厳禁。
②突飛な考えを歓迎する
誰もが思いつきそうなアイデアより、奇抜、斬新なアイデアを重視する。
③質より量
さまざまな角度から多くのアイデアを出す。一般的なものをはじめ、目新しいアイデアまであらゆるものを歓迎する。
④アイデアをつなぎ合わせ発展させる
個別のアイデアを接合・変化させながら新しいアイデアを生み出していく。他人の意見に便乗することも歓迎する。

デザイン思考【解決】のツール②マトリックス発想法(強制発想法)

強制発想法は、縦軸と横軸に別々の種類のテーマを複数並べ、テーマ同士の変数を掛け合わせ強制的にアイデアを発送させる手法です。限られた短い時間に多くのアイデアを出したい時、アイデアの質より量を求めるときに活用できます。

強制発想法で用いるマトリックスのイメージ

デザイン思考【解決】のツール③マインドマップ

マインドマップとは、人間の脳が自然と行っている連想や、思考プロセスを反映し表現する記述方法です。中心となる概念やコンセプトから放射線状にキーワードやイメージを分岐させながら広げる形で表現し、思考を整理したり、発想を豊かにするために用います。

マインドマップのイメージ

デザイン思考【解決】のツール④シナリオグラフ

シナリオグラフは、誰が・いつ・どこで・何をするといったシナリオをランダムで生成し、アイデアを生み出すものです。アイデアをランダムに組み合わせることで、アイデアを生み出していくものです。発想に行き詰まりを感じた時などに効果を発揮する手法です。

シナリオグラフのイメージ

デザイン思考【解決】のツール⑤親和図法

親和図法とは、あるテーマに対する意見・事実・発見などを言語化し、バラバラの情報をデータの親和性や関連性によって整理し表現する手法です。多岐に及ぶ情報の整理や、あやふやな課題を明確化することを目的に使用します。

親和図法のイメージ

デザイン思考【解決】のツール⑥アイデアスケッチ

アイデアスケッチでは、発想したアイデアやそのソリューションをスケッチで書き起こし具体化することで共有します。チームでの認識すり合わせや、理解度の向上とともに、アイデアの発展・改善を目的として実施します。

デザイン思考【解決】のツール⑦未来洞察

未来洞察とは、まだ現実になっていない未来から現在を振り返りバックキャスト型で発送する思考法です。未来の「ありたい姿」から発想することで、知らない未来・気づいていない未来の可能性を探索することを目的としています。

バックキャスティングとフォアキャスティング

デザイン思考【解決】のツール⑧ブレイクザバイアス

ブレイクザバイアスは、濱口修二さんによるイノベーティブコンセプトです。知らず知らずに身につけたバイアス(偏見)を破壊し、イノベーションに欠かせないクリエイティブなアイデアやコンセプト出しを目的として行います。

下記の3ステップを経てアイデアを創出します。
1.バイアスを構造化(可視化)する
2.バイアスのパターンを壊す
3.強制発想する

SHIFT:イノベーションの作法 より

ブレイクザバイアスの詳細は、リコー社内で行ったワークショップなどを元に、個別に紹介したいと思います。

次回は「デザイン思考【試行】」に活用できる手法をご紹介!

いかがでしたでしょうか。この「ツール & メソッド」はシリーズとして、次回はデザイン思考の「試行」に活用できる手法をお届け予定です!


リコーは、組織全体でデザイン思考とアジャイルを取り入れた改革に挑戦中です。これからも、デザイン思考とアジャイルの実践現場から、みなさんの役に立つ情報をお届けしていきます。

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