「まず、やってみる」で実践しよう!——みんなのデザイン思考とアジャイル、ファーストイベントを開催しました
こんにちは!
RICOHのみんなのデザイン思考とアジャイル運営チームの辻原です。
みんなのデザイン思考とアジャイルでは、7月に初めて社内イベントを実施しました!今回は、そのファーストイベントの開催レポートと、開催してみてわかったカイゼンポイントをお送りいたします!👏
ファーストイベントのテーマは、「デザイン思考とアジャイルがみんなのモノである理由を考えよう!」
今回のイベントは、7月の13日と29日で2回実施。参加者自身の仕事とデザイン思考&アジャイルの関連性、RICOHの目指す「はたらく歓び」の実践のためコミュニティがどのように活用できるのかをワークショップを通じて見出すことを目的として開催しました。
イベントで活用したツールと工夫
イベントで使用するツールには、RICOHが普段の業務でもよく活用しているTeamsとMiroを用いました。Miroは人によって利用経験に差があるので、事前に利用ガイドを案内しましたが、操作に不慣れな方もライトに参加して欲しいと考え、Miro上の付箋への「書き込み」と「移動」のみでできるワークを設計し実施しました。
下記は実際にイベントで使ったMiroボードのスクリーンショットです(※一部業務&個人情報が含まれているためボカシを適用しています。)
気軽に参加できるよう実施時間は1時間30分と、ワークショッププログラムとしては短めの設定にしています。そのためMiroのボードも分散させず「1人1ボード」「左から右に進む」とルールを設け、迷わない工夫を施しています。
開催してみて分かったことは、TeamsとMiroを同時に利用した場合、PCの負荷が重くなってしまいMiroの操作がしにくいという問題が発生したことです。今後さまざまなツールを試しながら改善していきたいと考えています。
「わかる」と「やれる」の溝を埋める!
ワークショップに参加いただいた方からは「デザイン思考やアジャイルについて学べると思った」というフィードバックをいただきましたが、今回のイベントではそうした内容を含みませんでした。
今回のイベントの狙いは下記のようなものです。
私たちがなぜこのような狙いを設定したかというと、自分の仕事にどのように繋げたらいいかわからない人が多いのでは?という仮説が上がったからです。リコー社内ではiworkやデジタルアカデミーといったデザイン思考やアジャイルを体系的にもトピック的にも学ぶ機会を提供していますが、学んで「わかる」ということと実際に「やれる」ということの間には大きな溝があるはずです。
みんなのデザイン思考とアジャイルのイベントでは、できるだけ実践に焦点をあて「まずやってみる」を推進したいと考えプログラムを設計しています。デザイン思考やアジャイルについて、きちんと理解していなくてもいいからまずやってみる・やりながら学ぶ、運営側としてはそういった機会を提供していきたいと考えています。
デザイン思考やアジャイルをもっと身近にするということ
私自身がデザイナーとして仕事をしながらよく遭遇する場面として「自分にはよくわからないから」とデザインに関する議論や発言を避ける人が多いことです。これはとても変なことだなあと常々感じていますが、よくよく考えると、デザインが汎用的な課題解決手法としてではなく、特権的な・専門的なものとして扱われがちであること、多くの人が苦手に感じていることがわかります。これはアジャイルも同じ状況だということができます。
ここからは私の個人的な意見ですが、ファーストイベントをやってみて私たちが「デザイン思考とアジャイル」というコミュニティを通じて伝えたいのは「創造性を解放しようよ・そのために創造性を実践し受け入れられる環境をみんなで作ろうよ」ということなのではないかと考えるようになりました。(もちろんリコーという会社がDXしていくという前提はありますが)
創造的環境と特権性・権威性というのは相反する要素です。
デザイン思考やアジャイルをもっと身近にするというのは、多くの人の中にある
「デザイン思考やアジャイルをちゃんと分かっていないけど大丈夫?」
「こんなアイデアバカにされない?」
「この発言は適切なのかな?」
といった不安やマインドブロックを外してあげることなのかもしれません。
私たちリコーのビジョンである「はたらく歓びの実践」というのも、きっとこうした環境から生まれるのだと思います。
自由に生まれた様々なアイデアとこれからの活動
2回のイベントを通じて、こんなことをやってみたい!と参加者から様々なアイデアが生まれました。
たくさんのアイデアをいただいたので、どんどん実施していきたいと思います!とはいえ運営側の手がどんどん足りなくなっていきますので、参加者持ち込みイベントや、イベント実施フォーマットの拡充も同時にすすめていかねばなりません。
デザイン思考やアジャイル浸透のため、これからも様々な取り組みを進めていきます!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
ファーストイベントを実施してみて、運営側にもたくさんの気づきや発見がありました。改善点はどんどんカイゼンし、試行錯誤を重ねていきたいです。イベントで出たアイデアを振り返って改めて「参加者主催イベントやりたいっ!!」と強く感じていますので、運営としては仕組み化にも力を入れていきたい所存です。
本noteではこれからもリコーの取り組みや、「デザイン思考」「アジャイル」についての情報を発信していきます。
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リコー公式note「みんなのデザイン思考とアジャイル」を、どうぞよろしくお願いします!
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