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【1年間の振り返り】「みんなのデザイン思考とアジャイル」これまでとこれから

明けましておめでとうございます!2023年がスタートしましたね。本年もどうぞよろしくお願いいたします!

リコーの「みんなのデザイン思考とアジャイル」は、noteでの発信とコミュニティ活動の2本の柱があります。2022年はどちらも本格的に稼働が始まった年となり、デザイン思考やアジャイルの浸透のため様々な活動を行なってきました。
今回のnoteでは、コミュニティマネージャーの武田さんにインタビューを行い、リコーの「みんなのデザイン思考とアジャイル」1年間の振り返りと2023年の抱負をお届けいたします。

▲武田 修一(たけだ しゅういち)/デジタル戦略部 CSクリエイティブグループ リーダー 兼「みんなのデザイン思考とアジャイル」チームリーダー
2002年リコー入社。デザイナーとしてWeb UIデザイン、複合機デザインを中心としたサービス及び製品デザインに従事。その後デザイン活動の幅を広げ、数々の新規事業やアクセラレータープログラムを支援。デザイン思考の普及を推進しながら、2021年4月より現職。

リモートワーク環境こそコミュニティが有効

—— 1年間活動を推進して、当初の目標や計画に変化はありましたか?
武田:
1年やってみて、率直な感想は「全然まだまだだな」という印象です。運営的にはすごくたくさんのことをやってきたと思うのですが、目標としているものには全然到達していません。当初からわかっていたことではありますが、コミュニティ活動を通じて会社の雰囲気を変えていくって本当に時間がかかりますね(笑)。

—— リモートワークだとさらに雰囲気はわかりづらいですよね。
武田:
そうなんです。なので発信した情報がどのくらい見られたのか、こちらから発信する情報にどのくらいリアクションがあるのか…そういったものを指針にするようにしていますが、デザイン思考やアジャイルの浸透というのはそうしたものでは測れないので正直難しいところです。

しかし1年間やってみて「リモートワーク環境こそこうした社内コミュニティが必要」と感じるようになりました。

社内でも社外でも共通だと思いますが、コミュニティ活動を立ち上げるとき、軸となって発信する「お節介さん」が必要なんですよね。そうした人がハブとなって分断している部署やつながりを接続していく。繋がりだけであればテクノロジーでも代替できると思うんですが、アプリの通知であれば無視できます。一方お節介な人は無視できませんからね。お節介だから(笑)。

この本読んだ方がいいよ!とか、一緒に学ぼうよ!とか言うのって、基本お節介なことですよね。でもこのお節介がないとリモートワーク環境はどこまでも個人個人が分断可能なんです。分断している環境でデザイン思考やアジャイルは不可能です。デザイン思考の起点は共感だし、アジャイルの根幹は連携だし。だから普段の業務で関わらないようないろんな人の考えに触れたり、つながったりするコミュニティというのは大事なんだと思うんです。

「変化しなければ」という危機感の受け皿になる

—— デザイン思考やアジャイルの社内認知度はどうですか?
武田:
もともとリコーでは、デザイン思考やアジャイルの認知度はとても高いんです。認知度は高いけど、実践できていないというのが目下の課題ですね。

社内ではリーダー層を中心に、「変化していなかければ!」という危機感を共通意識として持っているのがわかっていて、私たちが推進するコミュニティ活動はそうした人たちの受け皿的な役割を果たす必要もあると考えています。

さらにコミュニティ活動は基本的には「草の根活動」と言われますので、もっと個人個人にアプローチしていかなければならないと思っています。2022年の活動では、その点が十分行えなかったのが反省点の一つです。

「わかる」と「やれる」の間には深い溝がある

—— 「実践できていない」という課題にはどのようにアプローチできそうですか?
武田:
みんなのデザイン思考とアジャイルのコミュニティイベントでは、どんなに短くてもディスカッションする、アイディエーションする、という簡単なワークを取り入れるようにしています。私たちが重視しているのは「実践」です。

コミュニティイベントで活用したmiroボード

社内では私たちが提供するコミュニティイベント以外にも多くの勉強会や学習の機会がありますが、その多くが聴講型なので、差別化の意味もあります。聴講型でいろんな情報をインプットして「わかる」のもとても大事ですが、「わかる」と「やれる」の間には深い溝があるとも思うんです。

たとえば、どんなに「良いアイデアの出し方」を教えてもらったとしても、それを使って実践してみないことには「やれる」ことにはならないと思います。実践にはどんなに小さなことでもいいからアウトプットして他者評価を得る、これの積み重ねが重要です。難しくないんだよ、楽しいんだよ、ということを伝えていくこともコミュニティの役割です。2023年はもっとそうした機会を作っていきたいですね。

巻き込みきれなかった2022年の反省点

—— そのほか1年を振り返って、課題などはありますか?
武田:
先ほどの草の根活動の力不足の話にもつながるのですが、正直巻き込みが弱かったなという思いがあります。私たちはnoteでの発信や社内向けのコミュニティイベントなど様々な活動を行なっていますが、運営チームが主体となって動かしているものがほとんどです。noteでの発信はもっと社内の人に機会を提供したいと考えていますし、イベントなども自分の経験やナレッジをシェアするチャンスとして開かれたものにしていきたいです。

これは先ほどの実践の話にもつながるのですが、人に教えることで、教える人自身はより高次の学習になるはずです。コミュニティとしてはこうした機会も作っていく必要があります。2023年の重点テーマの一つです。

—— 「みんなのデザイン思考やアジャイル」活動自体の認知度はどうですか?
武田:
定期的な発信をnoteでやっているおかげで、「note見たよ」とか「noteでやってるアレでしょ?」という声掛けをもらうことはあります。これは良い影響だと思います。

ただ、やはり活動の根幹部分というか「カジュアルに学ぼうぜ!」といった意図が伝わっていないように感じていて、これは課題ですね。「みんなのデザイン思考やアジャイル」はどう参加すべきものなのかを改めて発信していきたいと考えています。

社会に起きているドラスティックな変化を、もっと伝えていきたい

—— 2023年の活動にはどのようなミッションがありますか?
武田:
私がずっと感じている課題ですが、大きな会社に所属していると会社の外側に目を向けづらいというか…情報源が社内のものだけで完結してしまい外部情報に触れないという人も多いのではないかと思うんですよね。しかしそれで仕事は問題なく推進できるので、必要性も感じないとか。

そもそも私たちが推進している活動の根幹には「リコーをDXの会社にする」という大きな目標があるのですが、これは視点が内向きでは絶対達成し得ないと思っています。社会に起きている変化を機敏に感じ取ったり、現場で困っている人たちの声を実際に聞いたり…必然的に会社の外との関わりを持たなければならないはずです。

社会がこれだけドラスティックに変化している中で「自分達は変わらなくていい」ということは絶対にない。変化する社会の状況や情報をもっと社内に引き込んで、視点を変えるようなことができたらと思っています。コミュニティイベントでもそうした取り組みに挑戦していきたいと考えています。

「なければならない」になる

—— これからどんな展開を考えていますか?
武田:
この活動はスタートして1年ほど経ちますが、どんどん新しい役割というか、重要な側面が見えてくるんです。「こういう役割も果たさないといけないよな」「こういう重要性も無視できないよな」とか、活動のコンセプトが柔らかいが故の弊害かもしれませんが(笑)。

そういうのも相まって、運営チーム自体の使命感はとても強いと感じています。noteもこんなに続けられるなんて、自分達でもすごいじゃん!とちょっと思っていたりするので。

ここまで話したように、やらないといけないことは非常にたくさんあるのですが、もっと活用されるコミュニティになりたいと思っています。いろんなメリットや機会を提供していくことで「使えるじゃん!」という認知が広がっていくといいなと思っています。

私たちはリコー社内のデザイン思考とアジャイルの浸透・学習・実践を推進することが目的なので、そうしたニーズを持った人たちに、一つのアプリケーションみたいに使い倒して欲しいです(笑)。

さらに「なければならない」にいかになるか、が鍵だなあと考えています。同じミッションを持つ他のチームと足並みを揃えたり、協力したり、巻き込んだり…これからより柔軟な展開をしていけたらと思っています。2023年はキャズム越えが目標です!

今年もみんデジャをよろしくお願いします!

今年も様々な情報をお届けしていく予定です。2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

リコーは、組織全体でデザイン思考とアジャイルを取り入れた改革に挑戦中です。これからも、デザイン思考とアジャイルの実践現場から、みなさんの役に立つ情報をお届けしていきます。
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