デジタル人材をめざす学校を作っちゃいました!「リコーデジタルアカデミー」
こんにちは、「みんなのデザイン思考とアジャイル」運営のオクダです。
4/1からリコー全社の取り組みとして「リコーデジタルアカデミー」という肝煎りの社内研修プラットフォームが開校しました。私も運営事務局として参加しています。
これはグループ各社・各組織から選出されたメンバーを対象に、デジタル人材になるべくスキルを磨き続ける機会を提供する、社内研修プラットフォームです。
開校から2ヶ月経った今、どんなことを行ってどんな変化が起きてきているのか。「リコーデジタルアカデミー」の立ち上げ背景や想いをお伝えしていきます。
※「リコーデジタルアカデミー」ニュースリリース
https://jp.ricoh.com/info/2022/0401_2
デジタル人材に必要なマインドと仕事の仕方
「デジタルサービスの会社へ生まれ変わります」と宣言したリコーでは、デジタル技術とデータを使いこなし、リコーのデジタルサービスを創出・加速していくデジタル人材となることが求められています。
そのためには社員が自律的に学び続けていくこと、そして会社はその学びの環境を整備し維持し、社員に提供していくことがとても大事であると考えています。
そして学びの環境の中心であるリコーデジタルアカデミーでは、「デザイン思考」と「アジャイル」が、デジタル人材にとって根本的に必要なマインド・仕事の仕方であると位置づけています。
各組織から選出されたメンバー向けの「専門的能力強化研修」、全社員対象の誰でも自律的に受講できる「デジタルナレッジ研修」の二層構造の両方に、「デザイン思考」と「アジャイル」を学ぶための講座やコンテンツが設定されています。
「みんデジャ」で支援
私たち「みんデジャ」事務局メンバーも、リコーデジタルアカデミー運営事務局として参加しています。デザイン思考やアジャイルの各講座の組み立てや動画資料の作成、ワークショップのファシリテーションなどなどを、オリジナルでイチから作り上げています。
手探りで進めている部分も多く、ワークショップなどは受講者からのフィードバックをもとに、修正しながらアジャイルに進めています。私たち自身も「デザイン思考」と「アジャイル」を実践中です。
実はリコーデジタルアカデミー開校前も、草の根的にデザイン思考とアジャイルの浸透活動を行ってきました。これが結構大変だったのですが、4/1からはリコーデジタルアカデミーの必要不可欠な要素と位置付け、広く発信し始めています。
今後は、今まで関心の薄かった層にもデザイン思考とアジャイルの考え方が浸透していくと思います。また私たちのコミュニティ活動でもある「みんなのデザイン思考とアジャイル」ではリコーデジタルアカデミーの側面サポートの役割を担い、日々の相談窓口やイベントなどで支援していきます。
このように様々な方向から、手を変え品を変え、とにかくデザイン思考とアジャイルを浸透させ、社内の文化、風土を変えていくことを推進していきます!
開校から2ヶ月経って・・・
リコーデジタルアカデミー第1期の専門的能力強化研修では「デジタルビジネスファンデーション」を実施しました。
修了した卒業生からは「デジタルサービスを作るなら誰もが知るべきマインドだと思う」「座学とワークを通じてアジャイルやデザイン思考の初歩を体得出来た」など嬉しい言葉をいただいています。また「大事なのはマネジメント層がこれを理解して、一緒になって進めていくことだと思います」との声も聞こえてきました。
4月からの2ケ月間運営してきて実感したことは、「やっぱりマインドが大切!」ということです。
受講者の方々にデザイン思考やアジャイルを使って仕事のやり方を変えていこう!と提唱して表面的な手法や知識だけ学んでも、うまくいかないことが多いのです。受講者自身の内発的な思いから「共感」していただき、「共感」から実践することで、新しい価値を創るための有効な手法でありマインドであると感じていただくことが大切だと痛感しました。
運営としても、「共感」に刺さるプログラムをどう作るかに苦心しデザイン思考のマインドだけをしつこくレクチャーする講座も用意しました(機会があればそのうち紹介します!)。
今回の受講生は新規事業を立ち上げるという組織ミッションを持って参加しているため、内容も自分事として共感しやすく、満足度も高かったようで安心しました。
人が変わらないと会社は変わらない、これからやるべきこと
リコーがデジタルサービスの会社に生まれ変わるには、中にいる私たち社員ひとりひとりが変わっていく必要があります。マインドを変えよう!と言うのは簡単ですが、社内の意識がまだらな状態で、まわりの理解が無い中、せっかくやる気になった人が孤独になり苦しむのは見たくありません。
そのためには環境(会社)も変えていく必要もあります。「ニワトリが先かタマゴが先か・・・」ですね。
これからの課題としては、点(個人)から面(組織)に広く展開していくことです。特にマネージャー、経営層にも「デザイン思考」「アジャイル」を浸透させていく。このnoteでも言及していますが、社内の環境、文化、風土のコアな部分を変えていくことが必要だと考えています。
そして、もう一つはデザイン思考、アジャイルの敷居を下げていくこと。なにも特別なことではなく、基本的なマインドであり、全社員が当たり前のように実践している姿、こんな日常を実現できたらと思います。
「リコーデジタルアカデミー」はこのような想いで日々運営しています。「デザイン思考」と「アジャイル」に興味を持つ人がひとりでも増え、デジタル人材が育つプラットフォームを目指します!
本noteではこれからも「デザイン思考」「アジャイル」への取り組みをご紹介していきます。ぜひこのnoteをフォローして、私たちの最新更新を受け取ってください。またコメントやフィードバックをいただけると嬉しいです。
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